今後のこと。とりあえず11月にヨーロッパ行きます。
さて、このあたりで、現状と今後のことを少しだけ書いておこうと思う。
実は、サービスのアイディアはかなり具体的に固まっているんだけど、それを形にするための手段がほとんどない。いや、ここはまだ可能性が無限にあるとポジティブにとらえていこうと思う。手段が最初に固まってしまうと、いつしか手段が目的にすり替わってしまうことがよくあるから。
目的は、楽しむこと。そして、こういう遊びが大好きな人と一緒と、その楽しみをシェアすること。
これまで、何度かプレゼン資料的なものを作成したけど、結局、どれも全くうまく行かなかった。この遊びをビジネス的にとらえて、ビジネス的なプレゼンをしてしまうと、出てくる答えはどのみち「それ、うまくいくの?儲かるの?」だ。僕の言いたいことがよく分からなくなってしまうのだ。
もちろん、ちゃんとやれば儲かるに決まっている。でも、僕にはそれを証明する力量はないし、それを証明できるかのように振る舞うために、限られた時間で適当な資料をネットからかき集め、もっともらしい数字をこねくり回して、この遊びの本質を全く分かっていない人を説得することにエネルギーを消費するなんて、まっぴらゴメンだ。というか、まだ何もやっていないのに何の説得力のある数字も出ないでしょ。この辺は実際の肌感覚を持ちながら、その都度アップデートして少しずつ実感を持った数字に近づけていった方がいいんじゃないかなー。と。もちろん、僕の考えはかなり甘いことは自覚しているし、今もいろんな人にあって、いろいろ教えて貰っている最中なので、そういう気付きも遊びのルールに取り込んでしまえ、と自分なりに頑張っている。でもやっぱり僕は、ただただこのサイトで楽しみたいんだ。
それに気が付いてから、僕は、とにかくこのアイディアを使って遊び倒すことを第一の目標に定めた。ホントに、決めた。
自分がつまらないことは、やらない。最大限妥協しても、その無聊が終わった時に、それも含めてやっぱ最高だったって思えそうなことまで。
その気付きの後で僕が最初にやったことは、ありがちなパワポの資料ではなく、リアルに手に取って、同じ楽しみを共有できる人が回し読みして、書き込みができる、トラベルノートをつくることだった。ABOUTページの末尾に載せた、トラベルノートがそれだ。本当につたない作りで、恥ずかしい限りだけど、仲間内では割と好評で、今も僕の手を離れて東北のどこかを旅している。らしい。
ABOUTに掲載したサービス紹介パートの後には、もし、このサイトが実現したらどのようなお土産が欲しいか、僕の友達や、そのまた友達、とにかく僕の考えに共感してくれた人に書き込んでもらっている。あまり名前を明かしたりすると迷惑がかかってしまう人もいるかもしれないので、詳しいことはまだかけないけど、かなり面白い人が書き込みをしてくれている。許可が貰えた人から、このブログで公開していこうと思うので、楽しみにしていて欲しい。誰も許可くれなかったらゴメン。
11月には、そのノートと、日本からのお土産を持って、できれば1ヶ月ほどヨーロッパを回ってこようと思っている。警察につかまったりはしたくないので、どの程度できるか分からないけど、適当に路上やフリーマーケットで、日本の面白い商品だ、ってことで売ってこようと思う。逆に、ノートに書き込んでくれたお土産のうち、ヨーロッパで手に入る物は、可能な限り入手して、ノートに書いてくれた人のお土産にすると同時に、SHOPで販売もしてみようと思う。
僕がこのサイトで可能にしたいことの一つは、モノの行き来をたまたまその手段を持っているだけのつまらない企業から解放することだ。僕は、誰かが、これを売れば儲かるんじゃないかと思ったモノではなく、本当に自分が欲しい物が欲しい。そういう物は、人に紹介したいし、欲しい人が手に入れやすい手段を作りたい。そして、その過程が楽しくなければ意味がない。たとえば、自分のテイストにあったものをアップしたり、お気に入りしているユーザーをフォローすれば、その人が海外旅行に行った時に、その人が見つけてくる見たこともないお土産を購入することができる。旅行者だって、旅を続けながらその先の旅の資金を作れたら良くない?これが本当にうまく行ったら、人から人へスゲー幸せのお土産を届けながら、世界中を回る人が出てくるかもしれない。しかもなんか、その人と一緒に旅してるみたいじゃん。あーよだれ出ちゃう。
まずは、ノートを面白い人にシェアして貰って、何かしら書き込んで貰うこと。日本からもって行く、面白いお土産を探すこと。ヨーロッパを旅して、面白い人と出会うこと。現地の人しかしらない、面白いお土産を教えて貰って、日本に持ち帰ること。結果をこのブログで報告すること。年内の目標はそんな感じで行こうと思っています。
まだ何もできていないのに偉そうに!ではなくて、まだ何もできていないから、失敗の可能性も込みでワクワクする。そんな感じで行きたいです。