DAY2:LONDON〜デザイン好きにはたまらない

day2:LONDON

イギリス在住の高校の友人に紹介して貰ったAirbnbホストのLisaはとても素敵な女性だし、Londonはとても活気があって面白い街だけど、omiyaget的にはこの短い滞在ではあまり大きな収穫を得ることは難しかったかもしれない。

強いて言うなら、以前サンフランシスコで滞在したヒッピーの家(IDEAS BEHIND OMIYAGET.COM: シェアリング・エコノミーについて)で見せて貰って、それ以来ずっと欲しかった、イスラムの幾何学パターンのデザイン本、それもそのミニバージョン(僕が見たのは大判本で、持ち帰るのには不便そうだった)をなぜかLondonの文房具屋で見つけたことと、新生児専用のとても可愛いオリジナル服を売っている店のおばちゃんと話しこんでいるうちに、彼女がこのサイトのアイディアをすごく気に入ってくれて、やけに応援してくれたことぐらいだろうか。海外の人はその場だけ無責任に声援だけ送って、後は全く無関心なんてことも多いのだけど、その分気軽に人を元気づけてくれるので、こういう簡単に凹んでしまいがちなシチュエーションではありがたい。

Lisaはデザインエージェンシーのプロジェクトマネージャーで、沢山の面白いデザインショップを教えてくれた。Shoreditchという駅を中心としたエリアには沢山のしゃれたショップが並んでいて、もしも予算がもっと潤沢にあって、たとえば日本にそのまま発送してしまえるのであれば、いくつでも買いたい商品があったけど、今回サイトの商品として持ち帰るのに適したものは少なそうだった。あと、商品として日本のデザイングッズを置いている店がかなりあり、特にステーショナリー系は普通にかっこいいなと思って手にとると日本語のシールが貼ってあることがよくあった。また、特に50-60年代ぐらいのモダンアンティークで、これは日本のショップオーナーとかで欲しい人は多いだろうなと思うようなものは山のようにあったけど、そういうものは重くて壊れやすいし、もっと本格的に買い付けしないとならなそうだ。

Take-offパーティで話をすることができたバックパッカーも言っていたけれど、何カ国も旅するような旅好きが買い物できるチャンスは限られている。いくら魅力的なものを見つけても、これからの旅程を考えて泣く泣く諦めることは多いのだ。今回も、ちょっとそれに近いかもしれない。旅をしている人間にとって、時間という要素はとても大きな問題だ。

サイトをシステム化する時には、ただ単に商品を紹介するだけの「キュレーター」的な存在をサイトのプレーヤーに入れることで、この問題を解決しようと思っている。例えば、旅の途中でユニークな商品を見つけたけど、自分が買うことができない人は、単にその商品の紹介だけして、それを欲しがった人のために他の旅人が購入できるようにするのだ。商品に位置情報を添付すれば、面白い商品を手に入れることができる場所を簡単に探し出すこともできる。もしもその取引が成立した場合は、紹介者はそれを見て他の人が行った取引の数パーセントを、アフィリエイト的に受け取ることができるようにすれば、面白い商品をひたすらinstagramにアップしていくような感覚で、他の人がまだ知らない魅力的な商品をどんどん紹介してくれる人もでてくるのではないだろうか。別に実際の取引が起きなくても、ストリームに流れてくる商品を見ているだけで旅気分が味わえる、そんなサイトができたら嬉しい。

残念ながらまだ僕以外のユーザーがいないので、今のところ僕が実際に購入できるものしかこのサイトでは手に入れることができないのだけど、とりあえず今回は実験だし、12時間限定販売ということにして、もし欲しい人がいたら何とか購入して持ち帰ることができそうな小物をいくつかショップに登録してみようとは思う。ただし、僕がLondonに滞在するのは明日までなので、購入できるのもあと12時間ぐらいしかない。

僕が個人的に欲しかった”ISLAMIC DESIGN“と、誰も買う人がいなくてもそれほど邪魔にならなそうだったバインダークリップは実際に購入したので、しばらくの間登録しておきます。欲しい人がいたら是非どうぞ。バインダークリップすごいかっこいいですよ。オレだったら普通に買う。買ったけど。